技術開発

耐震・免震ニーズに応える技術開発

近年、高まってきたニーズのひとつに管路の耐震・免震性能があります。当社は、早くから地盤の不同沈下や地震による急激な振動等から埋設管路の継手部を守る製品や工法の開発に取り組んできました。特に、伸縮可とう管"タイ・フレックス"の耐震性能は、高く評価されています。また、地震時に水道水の流出を防ぐ緊急遮断弁の既設管路への設置が可能なインサートバルブ工法をはじめ、高度な施工技術の開発においても一歩リードしています。

安心して飲める水のために

アクリル製タイ・フレックスを
使用した水理試験

近年、家庭等で使う水にはおいしさ、安全性といった質的な面が重視されています。そこで管路に溜まったスケール(錆コブ)の除去や管更生のための、各種クリーニング・ライニング工法の研究開発をすすめています。また、不断水で行われる各種の工事においては、切り粉の混入や赤水の発生を抑える特殊技術の開発に力を注いでいます。

豊富なデータに基づいた研究・開発

研究・開発チーム

大口径の新製品開発では設計段階で応力解析や有限要素法などを用いて形状、サイズ等を科学的に算出します。

ニーズに応えるための技術開発体制

タイ・フレックス耐震作動テスト
タイ・フレックスの液状化地盤での
挙動実験に用いた装置

独自の技術開発はもちろんのこと、海外企業との技術提携や産官学の共同研究・開発体制を強化し、多角的な技術開発に取り組んでいます。これらの幅広いネットワークの中から次々と業界をリードする新技術の数々が誕生しています。国内で300件以上、海外で100件以上の工業権を取得しているのは、当社の技術力の高さの証です。